会話素材の使い方(寸劇型会話授業)
❖ 流れ ❖
①会話例を読む(教師が読んで、学生がリピート)。未習語彙などを確認。

②ペアやグループで、例会話に合わせてオリジナル会話を作ってもらう。
※その課で勉強した文法を使って。
※教師は机間巡視して、スクリプトをチェックする。
③作った会話をペアで練習
※早くできたペアには「できるだけ暗記して」と指示。

③各ペアに発表してもらう。
※前に出てきてもらったり、その場で立ってやってもらう。
※教師は「フレンドリーに」「相手の目を見て(アイコンタクト!)」「レスポンス大切」など、会話っぽく話すための負荷をかける。
↑とても大切
❖ かかる時間 ❖
20分~25分ぐらい(15~20人クラスの場合)
オリジナル会話作成にかかる時間を短くしたい場合、あるいはクラスに合わせて、作成フォームのブランク部分を少なくするといいです。
❖ コツ・注意点 ❖
1.クラスにどうしても人前で発表したくない人がいる場合は、無理強いしないでオリジナル作成、ペア練習だけしてもらってもいいと思います。
2.オリジナル作成が難しい、時間がかかるペアが多い、あまり時間がとれない等の場合は、「例会話をいかに上手に/自然に読むか」を目標に読み発表だけしてもらうこともいいと思います。
3.この活動の目的、重要なポイントなどを事前に/折に触れて伝えることで、モチベーションが維持されます。
また、シャイな人も「必要な日本語学習の1つ」と認識してやってくれることがほとんどです。
4.例会話に「学生に身近な固有名詞(店の名前、食べ物等)」を入れると、場面をイメージしやすくなるようです。
5.例会話はあまり「おもしろすぎない」ものを出すのもポイント・・学生が「自分ならもっと面白く作れそう」という余白を残して。
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